初夢は、ハスと鯉の味噌焼きを食べたのと、どこかのショッピングモールでロゲイニングをしているという、脈絡のないものだった。夢はいつだって脈絡がないが、初夢くらいわかりやすいものでもいいのに。川魚を食べた夢は、大晦日の買い出しで小鮒の佃煮を求めたことに起因しているのだろう。さすがは信州地域、という気がする。結局大晦日には食べなかったので、1日の夜(つまりこれから)食べるのを楽しみにしているのだ。
新年最初の仕事は、年末にいただいていたDailyTour本のオーダーの発送。帯を折って、袋詰して、封入して、宛名を印刷して……と丹精に手間をかけてやっています。この1冊1冊が、日本の誰かの手元に届くのだから郵便というシステムはすごいことである。
郵便局はやっていないので、郵便局の前に置かれている大きなポストに投函。A5の書籍とはいえ、冊数が重なるとそれなりの体積になるので、近所のポストでは溢れてしまうのだ(初回にそれで3つもポストをはしごした)。そのままライドへ出る。初乗りだ。
お正月でさすがにクルマも少ないので、蓼科方面へ。ロードに乗るのは随分久しぶり。今年、やりたいと目論んでいるプロジェクトについて走りながら実現可能性を考える。現時点では限りなく低いその可能性だが、今日はずうっとそのことを考えながら走っていた。蓼科まで来ると八ヶ岳はとても綺麗に見える。富士山の山梨/静岡論争ではないけれど、八ヶ岳が一番綺麗に見えるのは蓼科ではないだろうか。山梨県民ではあるが、富士山も静岡側の方が迫力があるので好きだ。
気温は5℃からスタートして、標高1300mで2℃。流石につま先が痛くなった。標高を上げていくと、日陰には雪が残っていた。南向きの斜面に日差しが照りつけていて、視界は真っ白。雪なのか氷なのか判別がつかない。恐る恐る下ったが、その大半は雪だった。
60kmで1100mUP、寒いけれど心地よい初乗りだった。レッグウォーマーはメリノウールに限る。さぁ、小鮒をいただこう。今年も1年、自転車の上でいい時間を過ごせますように。