仕事で新潟の内陸部へ。ローカル線は前日から運休が決まっているというほどに、雪がすごく降っているということだが、大宮から乗った新幹線の車窓は、これでもかと晴れていて、これから雪国に行くという実感が持てないのであった。 トン
DAY2からの続き・・・ 3日目。今日がまる1日釣りができる最後の日になる。昨夜のうちにアタリをつけておいた、より山奥へと上がっていく川筋を狙って出発。ヤンさんがいうには、「コクチならこの川ならどこにでもいる」とのことだ
DAY1からの続き 異国の朝は、いつもすがすがしい。日常の些事から離れているからだろうが、目覚めの悪い朝というものがない。昨日はそれなりに自転車で距離を走ったし、まだ続く日程も長いため釣り師なのに早起きはしないでおいた。
自転車で釣る韓国 ep0.5 からの続き 今日は内陸部の町コチャンまでおよそ90kmのライドとなる。事前にコースプロフィールもチェックしていないので、出たところ勝負である。地図で見る限り、結構標高の高い山あいの町のような
初めてのバイク&フィッシング、『自転車で釣る〇〇』の舞台に選んだのはお隣、韓国。それはどうしても釣りたい魚が、この国にいるからだった。あとはせっかく行くのだから言葉の通じない、異国感を強く味わいたいという旅人根性もあって
これまで何度も、海外に行く折には釣竿を持って行っていた。学生時代の留学も、社会人になってからの出張も、恋人との海外旅行でも。時間的・場所的制約をうまくやりくりして、異国の水辺にルアーを放り込む最初の瞬間がたまらなく好きな
(前編からの続き) 僕の中でトスカーナ地方というのは、すごくイタリアらしい地域だと感じる。20歳の春に、初めてイタリアを訪れた際に長く滞在したのがフィレンツェだったからかもしれないし、ボッティチェルリの「春」がイタリアの
シング・シング・シング 内蒙古自治区訪問記 <中>の続き あの頃の未来というものは、いつだって今この瞬間を指している言葉なのだった。 安普請の、しかし親しみのあるベッドから起き上がると、底冷え
シング・シング・シング 内蒙古自治区訪問記 <上> からの続き 北京からたった1時間、しかし機窓から見えた広漠たる光景と、英語すら聞こえてこない国内線のためか、世界の果てに来たように感じた錫林浩特。果たしてそこに待ってい
本来、人生にはたくさんの符合が満ちているものなのだ。 なんの気になしに手に取ったのは、村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』だった。羽田空港の出発階の書店。旅に出るときは必ず一冊の小説を空港で求めてその伴侶とする僕の習慣は