2024年の本

ほとんど読めていない本もあるけれど、2024年に手にとって、本棚に並べた本たち。

尾道で深夜にやっている弐拾dBという本屋が手掛けた一冊。深夜、魅力的な店主との不思議な本屋時間のひとときの思い出とともに。また尾道を訪れるときには読みたい。

今年は前年に続き宮本常一を読んだ一年だった。

こういう本が書きたい、と思わせてくれた一冊。今読んでいる「檜原村紀聞」と通ずるところがある。土地に生きる人の言葉を書くこと。

旅先で求めた本。川にはいつだって惹かれている。

学生時代に読んで感銘を受けた本。同級生の女の子に「なんかいい本ない?」と聞かれてこの本と答えたことがあるのだが、状況的に挙げる本が違うだろう……と当時の自分を叱りたい。

角幡さんの本も昨年に続き読んでいる。

まだ読めていない。25年の読書になりそう。

年末に読んだ本。面白い。

アジアでなにかできないかとぼんやり考えているこの数年。

著書を愛読している高野さんと角幡さんの対談。面白い。

ツアー・オブ・ジャパンとか、ツール・ド・九州のような国内の旅で、地名が目につくことが多く、この本を買ってみた。

松山市の「本の轍」で購入。いい品揃えで、またすぐにでも行きたい本屋。

旅と文豪、チャトウィン。

日本人のアスリートとして尊敬の眼差しで見ることのできない小平さんの自伝。よく知った地名が出てくるのも嬉しい。

25年のツール取材は、フランスの理解を深めて臨みたいと考えている。

本を作って本を売る、が生業になればいいと強く思った2024年でした。

25年のツール取材は、フランスの理解を深めて臨みたいと考えている。

こちらも松山の「本の轍」で購入。こんな本があるんだから、すごい本屋であることがわかってもらえると思う。

エッセイをもっと書きたい。24年、ラルートというメディアの消失は、僕にとってエッセイ的な文章を書く場所の消失を意味している。残念なことだった。メディアの無いところで、どうエッセイを書くかが来年以降の挑戦になる。Daily Notesの試みも、その文脈上にある。

川がやっぱり好き。山と川が。

2025年は、もう少し自転車を広く捉えたい。これも大きな挑戦。

ラルートで行った未知谷の取材も、大きな感銘を受けた今年の出来事。代表の飯島さんの厚意でいただいた新刊は、とにかく面白い。たぶん自分はこういうロードレース本を書きたいのだ。

間違いなく、2024年に一番読んだ本(笑) この本が出たことで、いろいろな出会いと歓びが生まれた。出版に関わったみなさま、手に取ってくれたみなさまには感謝しかありません。誰かの本棚に長らく置いていただける本になったなら、それ以上幸せなことはないです。

24年の終わりはこの本に注ぎました。愛しいもう一冊。購入いただいた方々の少なくない人数が、夏にポッドキャストを聴いてくださっていたかと思うとそれもまた感慨がひとしお。24年の制作物なので年内は宣伝させてください。オンラインストアで販売中です。

ふつうに一年を振り返ると、仕事か自転車か釣りになってしまうので、今年は読んでいた本で。これはこれで、当時のいろんな心境が反映されていて、いい振り返りになりました。みなさま、よい年をお迎えください。