ひさびさに自転車も釣りも関係のない旅に出た秋。気ままにGRのシャッターを切るのは楽しいものだ。
朝、松本駅前の喫茶店。平日の、出勤前の時間。街の人達が入れ代わり立ち代わりコーヒーやトーストを注文していた。忙しなくて、とてもよかった。少しでもこの街の日常に触れたような気がして。高みの見物が過ぎるとも言えるけれど。
目指す勝山市はまだ先だけれど、極めて福井らしいスポットに行き当たる。道の駅九頭竜。
福井の名物は越前おろしそばとソースカツ丼ということだ。勝山市役所のとなり、「どうせき」にて。
ずっと来たかった恐竜博物館。この吹き抜けの感じ、グッゲンハイム美術館を思い出す。建築の印象が強すぎて、あの美術館で何を観たかが思い出せない。
微生物の連なりとうねり。なんて美しいんだ。
空を飛ぶ夢を最近は見なくなった。
田んぼのほとり、近隣にほとんど飲食店のない場所にあった地元の居酒屋にて夕食。
大野市の香林堂でモーニング。
本願清水イトヨの里を見学。こういう施設こそ、旅の醍醐味。大満足。
鯖江市へ。鯖江駅近くの富士書店。雑貨と書籍。カヤックの本を買った。
時期もあるかもしれないが、鯖江は駅前に活気がある街ではなかった。ミート&デリカささきでサバエドッグなるB級グルメを食す。
夕方になって敦賀へ。繁華街まで遠いが、しばし歩いて駅方面へ。下校途中の学生が自転車で通り過ぎる光景もこの地の日常だった。駅に併設している書店「ちえなみき」は見応えがあった。ほしい本がたくさん。その後に駅前の「建」で刺し身と日本酒。いいお店だった。
駅前通りは夜、屋台通りになるらしい。とはいってもぽつりぽつりとしていて、往時のような賑わいはないようだ。そんな中で一軒、やたら盛っているラーメン屋があったので吸い込まれる。ごんちゃん。
湖北に立ち寄って小鮎の佃煮とビワマスの開きを買った。帰路は岐阜市経由で、寄りたかったお店にも寄った。
旅とはいいものだ。人のあまりいないところへ、また行きたい。