宇都宮で楽しい夜を過ごして迎えるDAY2。昨日、レース終了後にオリオン通りにコンタクトレンズを買いに行ったので、今日はバッチリだ。前日優勝していることもありシェネルはリラックスした雰囲気。試走についてきな!とこれ以上ないありがたい申し出。もちろん、後ろをついて行く。コーチのピエールも一緒だけど、ピエールも「CXは全然なんだ」とか言ってたくせにフツーに走れる…。日本ならC1で普通に走れるレベル。これで本業は医者なのだというから恐れ入る……。
後ろを走りながらラインどりをしかと見る。コースをめいいっぱい使うラインどりは、自分には思いつけない類のもので、一切のムダな動きがないことを思い知る。この走りひとつとっても、どれだけの歴戦がその背後にあるかがうかがい知れるというもの。
この日は霜が溶け、シングルトラックとキャンバー区間が泥に。シェネルも片方をマッドタイヤにする変更をメカニックに要求していた。僕もメインバイクのブレーキの具合が思わしくなく不安を抱えていたが、ユキカゼさんから、「INFLITE乗ってみればええやん?」とのオファー。急遽お借りすることに。
サイズが合い、借りたのは、INFLITE AL SLX 6.0 RACEというアルミモデル。マチュー・ファンデルポールそしてスティーブ・シェネルが駆るインフライトのエントリーグレード。フレームはアルミ、メインコンポもSRAM APEX、ホイールはクリンチャーという仕様。重量は8.7kg。レーススペックとしては、物足りなさもあるかもしれないが、正直自分レベルの選手には十分。
それよりも走り出しの軽さ、タイトコーナーでのバイクの振りやすさ、そしてディスクブレーキの制動性が武器になると判断。カーボンフレーム、カーボンホイール、チューブラータイヤでなくても乗ったフィーリングに違和感はなし。
スタートはやはり途中で息切れ。昨日以上に続かない感じ。せっかくバイクが軽いのに勿体ない…。ただし軽いギア比に助けられて、TKC3段坂は2段目上までは乗車でいける。それだけでも気が楽だ。シングルトラックの下りも、ブレーキが確実に効いてくれる。やはりディスクブレーキの恩恵は疑いようがない。
5年ぶりくらいにクリンチャータイヤを使ったけれど、低圧にした時の潰れ具合と路面の捉え方が懐かしい。1発当てちゃうと即パンク!のスリル感もある。ただ思ったよりもグリップもするし、自分の走っているグループのペースでは前後の選手に対してタイヤ上のディスアドバンテージは感じなかった。ついてきたタイヤは、SCHWALBEのX-ONE ALLROUND CL 33C。
試走でシェネルの後ろで学んだライン取りも活かしつつ、ただ実戦ではうまくトレースできなかったりしてこのあたりもっと向上の余地あり。プッシュを続けるも、やはり30分で足切り。シェネルとフェリペ・オルツの2人による異次元のレースだった。-5LAPSて(2回目)
2018年12月16日(日)
順位:39位/59人 66% -5LAPS