人生で初めて自転車レースでお金を稼いだ! 川越サイクルオフロードエンデューロ第3戦 

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PHOTO:@arakawa_monthly

東京マラソンまで日にちも迫る中、膝の痛みで満足に走れない日々が続く。長時間の心肺負荷をかけられる機会を探していたところ、釣り仲間でもある @arakawa_monthly さんのポストから川越で120分レースがあると知る。

マラソンの具体的な目標を3時間半からとにかく完走、へとスイッチした2019年始。つまりは、当日は6時間越えになる可能性が高すぎるほど、高い。シクロクロスも最近じゃ45分、ワールドカッパーの出場した宇都宮では2日間とも30分と、まったく短時間しか走れていない。これはいい機会だ。

ヒザが思わしくないので60分にしようかとも思ったけれど、せっかくだし長く走ろうということで120分にしたのであった。モトクロスのコースということで、太いタイヤを履かせたグラベルロードRodeo Labsで行こうかと思ったものの、激重のバイクを振り回す方がヒザに負担がかかりそうだとのことで、結局はいつものシクロクロスバイクにした。

会場に着くとオフロードバイクがうんうんと唸りをあげて空を舞っていた。格好よい。会場入りがギリギリになってしまって慌ただしく準備。

開会式で、参加者増につき120分ソロは6位まで賞金が出るとのアナウンス。にわかに色めき立つ。トレーニングレースじゃなかったんかい。コースは幅広のモトクロスコース。ウッドチップが重いけれど、シクロクロスバイクでも十分走れるレベル。いかに上半身を使って衝撃をいなしながら走るか、といったところ。

スタート。全日本チャンピオンジャージの澤木選手のパックになんとか付いて行こうとするも、1周目からちぎれる。2周目にはなんでもないところで落車。これで単独5位に。あとはひたすら淡々と走るのみ。

周回ごとに上りのキレ、下りで踏めないなど体の疲れを覚えるも、1時間まではなんとか耐える。ちょうど20周。砂埃もきつく、喉が乾くけどボトルケージのないシクロクロスバイクではポケットに入れたボトルだけが頼り。それも一度飲んだらもうポケットに戻せなくてコース外へスロー。

1時間をすぎてからは上半身も言うことをきかず、サイクリングペースに。腰が痛い、腕も痛いで、かつてのMTB XCレースを思い出すのだった。終わってみれば、後半の1時間では15周という見事なタレっぷり。前半18周で入って、後半も18周にまとめた方がよい走りだったのかもしれない。

PHOTO:@arakawa_monthly

各カテゴリが入り乱れる後半に、何度も何人にも抜かれて順位はさっぱりわからなくなっていたけれど、なんと6位入線。めでたく賞金ゲットと相成ったのだった。5位の方はEバイクだったということで、後半もタレずに走りきったようだ。モーター付きに負けない走りができればよかったけど、この日はこれが限界。5位の方曰く、優勝した澤木選手に付いて行こうとしたらバッテリー残量の減りが半端ではなかったらしい。おそるべし馬力……。

やや体への負担は大きいものの、シクロクロスのオフ(いや、シーズン中だけど)トレーニングにはぴったりのレースでした。知り合いも多く、喋りながら走るのもまた楽しい。次回は2月9日に開催とのこと。気楽に楽しめるいいイベントです。

川越サイクルオフロードエンデューロ第4戦案内

編集者、ライター、サイクルロードレース実況担当(GCN)、レースMC、釣り人、シクロクロッサー。

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