ツール・ド・日本海2020

今年もやってきたツール・ド・日本海。初参加だった2017年から、余裕をもってフィニッシュできた2018年を経て、まったく自転車に乗らなかった2019年を過ごしての2020年。長距離に不安を残しつつも、まったく(本当にまったく!)家を出なかった4月と5月の反動からか、遠くへ行きたい欲求に抗えず、一路新潟・上越を目指すことにしたのだった。

当日のドキュメントは、すべてGoProで撮影したフィルム(↓)に譲るとして、今回はギアの選択が完璧にハマった1日になったので、忘備録も兼ねて残しておこうと思う。

7月末なのに、まだ肌寒い2020年。予報では雨も混じるということだったので、そのあたりの対策を練る。6月に走った柳沢峠の雨の下りではレインジャケットを着ていても凍えてしまって低体温症に陥ったので、ものすごくこのあたりは慎重に準備を進めた。しかし今年は例年になく痩せていて、本当に寒さにヨワい……。

ルートは285kmで4100mUP。最高標高地点は1400m付近。標高1000m以上を3時間強走る計算になるので、7月末といえど油断は禁物。

ツール・ド・日本海はサポートカーが帯同してくれるので、ウェアや補給食などを預けることができる。いかに荷物を厳選してロングライドに臨むかを考えるのも楽しいことだけれど、こうしてその時々に完璧なウェアリングとエネルギー状態で走り続けられるというのもそうそう無い機会。フルに快適に走るための装備を整えた。


序盤の山場、二度上峠では15歳のスーパー中学生Sho君に遊んでもらう。この後もちろん千切れました(チーン)

雨を見越して、サポートカーに入れておいたのは次のアイテム。

・サングラス-100% Speed Craft
・替えのソックス
・メリノベースレイヤー
・VeloToze(レインシューズカバー)
・長指のネオプレングローブ
・シャモワクリーム
・使い捨てのビニール手袋 x2
・替えのキャップ

AM3:30からのスタートは当然真っ暗。明るくなるには1時間半ほど。この間もグラスがないと目が乾く(コンタクトレンズ着用)ので、クリアレンズのJawbreakerでスタート。ミラーレンズの100% Speed Craftは、100km地点、朝7:00ごろの倉渕村セブンイレブンでの休憩時に掛け替えた。

途中は雨もぱらついたものの、懸念の標高1300m付近はそこまで寒くなく、下りで背中に入れていたレインジャケットを着るぐらいで対応する。230km地点付近、飯山市を抜ける頃に雨がひどくなってきたので、関田峠の入り口でサポートカーからVeloTozeをピックアップし、装着。これはこのままフィニッシュまで履き続けることになるが、この後はずっと雨と路面に水が出ていたので大正解。


関田峠はシューズカバーをしたままクリア

関田峠は自分のペースで頑張ってクリア。過去3回で一番長く感じた……。気持ちよく追い込んだので汗もすごくかいている。最終盤の最難関、ということで山頂に全員が揃うまでは時間がかかるので、ここでサポートカーに積んでおいた着替えをさっとやる。2017年はこの標高1100mの山頂ですっかり冷え切ってしまったので、その反省を生かす。

まずは化繊のベースレイヤーを、温かく、乾いたメリノウールのものに着替える。ジャージは濡れているが、これで体の冷えは防げる。汗ですっかり落ちてしまったシャモワクリームもこのタイミングで追加する。手で直に塗布するとベタつきが気になるので、使い捨てのビニール手袋でとって、塗る。手袋は裏返して畳んでバッグにしまう。フレッシュなクリームの香りで気分的にもちょっとラクになる。汗をいっぱいかいたキャップも、このタイミングで乾いたものに替えておく。

霧雨が横風にのってやってくるので、サポートカーの中でジャケットも羽織って体を冷やさないように努める。全員が揃ってからの下り。関田の下りは結構長かった記憶があるので、ここで長指のグローブも投入。雨で濡れる下りでの、ネオプレン長指はナイスチョイスだった。平坦路に出てからはさすがに暑くてとってしまったが。

雨の7月というシチュエーションだったが、天候や季節による辛さを感じることなく、285kmで4100mUPの旅路をフィニッシュ。ギアがハマったので全行程を通して気持ちよく走れたのだった。いいライドでした。

編集者、ライター、サイクルロードレース実況担当(GCN)、レースMC、釣り人、シクロクロッサー。

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