ぐっときた幕張クロス2020

11月最初の日曜日は、幕張クロスで会場MC担当でした。

稲城クロスに続いて、今シーズン2回目のシクロクロス会場MC。今回はJCXということで、ハイレベルな選手たちも集まり、より競技色の強い1日となりました。

天候にも恵まれ、万全なコロナ対策の中で開催されたシクロクロスレース。マイクの受信範囲の関係で忍者返しやシケインエリアでレースを見ることは叶わなかったものの、ホームストレートからの重い芝生に奮闘する選手たちを見て、やっぱり、分かっていたことではあるけれど自分も走りたくなる(笑)


↑自分で撮った写真はこの1枚だけだった。余裕なし。

前夜にばったり会って、どこか浮かない顔をしていた綾野尋がレベルの高いジュニアカテゴリーで粘りの走りで2位に入った瞬間。男子エリートで高田くんがフルラップフィニッシュを果たした瞬間、そしてそれに続いた牧野さんのフィニッシュ。3者が3者とも、フィニッシュラインでガッツポーズをしてみせた。いずれもレースの勝者ではなかったが、会心のレースに思わず強く握られたその拳は、人よりも自分自身に負けなかった者だけが噛み締めることのできる喜びを示していて、個人的にはぐっときた。

こういう瞬間を目の当たりにできて、そして拙い実況でも会場で共有できるのが嬉しくて、シクロクロスの実況はやめられない。

そしてヨーロッパのトップシクロクロスレースのライブ実況も、だいぶメドが立ってきたようです。近日アナウンスできるかと思いますが、重要シリーズと、あの選手たちが激突するレースに関しては、日本語実況をつけてお届けできそうです。事前にしっかり勉強せねば。

メインフォトは、喋っているところを撮っていただいた珍しいカット。Rapha Clubhouse Tokyo福田さん、ありがとうございました。