飯能サタデーライド

ふだん一人で100kmを走ることは稀で、まして2000mを登るなんてことは年に数回あるかないか。しかし、どうやら今夏話題のエベレスティングに身を投じることになりそうなので、少しずつ登れるようになりたいという気持ちから、ソロで100km、2000mUPの習慣化から始めてみることにする。

ルートラボの撤退以降、ルート作成サービスはStravaのプレミアム化によるルート機能拡充、Ride with GPSの日本語化、そして自転車NAVITIMEの新サービスと群雄割拠状態に突入した感がある。今日は、Stravaのwebでルートを作成、iPhoneでそれを表示させながらのライドでテスト。

のっけからQuadlockのマウント部の樹脂が疲労で欠損、ハンドルにマウントしていたiPhoneがすっ飛んでいくというなかなかの出だし。4つあるツメが3つになったがぎりぎりマウントできるのでとりあえずこれで走る。不安だ。特に荒れに荒れている奥武蔵の峠道の下りなどは。

webのStravaでざっくり線を引いたからか、iPhone上の表示が道に沿ってではなく直線になっている。だいたいの方向はわかるから用は足りているとも言えるのだが、集落などの道が入り組んだエリアではiPhoneを凝視せねばならず安全面でも良いとは言えない。web上で細かくポイント打つようにしてルートを作成する必要がありそうだ。

この季節、ハンドルバーにiPhoneをマウントしていると、汗が落ちる。そのせいでピンチインやピンチアウト、画面の切り替えが効かなくなる。グローブがレザーなのでこれで拭くわけにもいかず、もしかしたらサングラスと兼用できるワイプクロスなどを携帯した方がよいかもしれない。バッテリーはほぼ満充電でスタートし、ライドの6割くらいで常時ディスプレイをオンにしていて、帰宅時に40%くらいというところ。思ったよりはもつ。

引いた走るべきルートは青色表示で、ルート上にあるセグメントはオレンジ色のラインで表示される。オレンジが目につくからか、分岐でセグメントにつられてしまい、2回ほどルートをミス……で、それがセグメントなんだから当然登りなわけで……。途中で気づいた頃には引き返すのももったいなくて、結局登り切ることを選択。

なんてことをしていたら、100kmで2600mUPと、なかなかのボリュームに。5月のZwift月間で強くなったことを期待していたけれど、実走という意味ではむしろ力が入らず、キレが落ちている気がする。そのかわり、フィットネスの維持には効いているようで、後半も比較的足は回っていた。自転車を走らせる技術を磨かないと、長い上りやロングライドではしんどくなるので、盛夏まではなるべく実走で組み立てていこう。しかしさくっと100kmで2500mも登れる飯能はやはりいい環境だ。

ひさびさに走って思い出したけれど、6月の奥武蔵は苔むしているのだった。スリッピーだし、湿度も高いけれど、ここで育ったこともありこの感じが結構好きだ。

編集者、ライター、サイクルロードレース実況担当(GCN)、レースMC、釣り人、シクロクロッサー。

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