Rapha Condor JLT ツアー・オブ・ジャパン 2014を振り返る

イギリスのコンチネンタルチーム、JLT Condorが来年以降の活動を停止する。2007年にロンドンの老舗自転車店Condorと、当時まだ新興ウェアブランドだったRaphaによって創設されたRapha Condorは、2012年以降の熱狂的なイギリスでの自転車ブームに先駆けた、革新的なチームだったと聞いている。

Raphaで働いていた2014年、Rapha Condor JLTチームがツアー・オブ・ジャパンに2度目の出場を果たすことになり、広報担当として8日間のレース日程全日をチームとともに過ごし、大会の様子をレポートするという幸運に恵まれた。2010年の初来日の時にイギリスチャンピオンジャージを着て伊豆ステージで優勝したチームの顔クリスチャン・ハウスは残念ながらいなかったけど、平均年齢20.5歳という若い編成のチームが見せてくれた目覚ましい走り、そして彼らの今日まで続くキャリアも含め僕の中に深く染み込んだレース体験だった。Raphaはこういう、ロードレースをいろんな角度で見せる、ということにお金と時間を費やすブランドで、それだからここで働くことを愛していたのだった。

その2014年のツアー・オブ・ジャパンでの、Rapha Condor JLTと帯同して毎日現地から撮って書いたレポートは、Rapha Japanのfacebookページに発表していたのだけど、今日では掘り起こすのも難儀になってしまったので、Raphaの許可を得てここに再掲したいと思う。TOJを違った視点でみる、という個人的裏テーマもあったのだけど、それが果たせたかはわからない。けれど帯同して撮って書いて、とても幸せな時間を過ごしたことは忘れない。

2018年の僕はRaphaこそ離れたけれど、DAZNでロードレース実況を担当している。先日のツアー・オブ・ブリテンでは2ステージを実況し、そこではこの時の懐かしい面々と画面越しに再会し、そして日本のファンに改めて、今度は声で伝えるという不思議な縁を感じることになった。これから見ていただくレポートの主役と言っていいヒュー・カーシーはワールドチームのEFエデュケーションファースト・ドラパックに上り詰め、世界のトップ選手と互してブリテンのクイーンステージを戦っていた。あの時のメンバーで今もチームに在籍するトム・モーゼスは相変わらず男前で、積極果敢な走りを見せていた。チームキャプテンだったリッチー・ハンドリーは、同じくイギリスのコンチネンタルチーム マディソン・ジェネシスでやはりブリテンを走っていた。

そして8日間、ロクに英語も喋れない若造に、忍耐強く付き合ってくれ、監督として、そしてチームのプレスオフィサーとしての仕事ぶりを教えてくれたトム・サウザムは、僕がこれまで出会った自転車関係者の中で最もクールで、格好良い男だった。この男のことだけで本が一冊書けるような(実際にイギリス人選手の2000年代初頭のあり方を綴ったチャーリー・ウェジリュースの自伝に出てくる)存在だけれど、今はEFエデュケーションの監督をしている、と言うに留めておこう。


薪を割っておどけるヒュー。

***

ツアー・オブ・ジャパン2014 レポート

堺ステージ

1秒はホンマあなどれないさかいに:
日本一周のはじまりは華やかに 秒差の争いは圧倒的に

 
世界各国から集いしレーサーたちはこの日、ここ大阪を天下の台所、美食の首都としてではなくあきんどの街であることを知る。商魂たくましい商人は1円でも多く稼ぎ出すことに執心するが、レーサーたちは0.1秒を稼ぎ出すべくペダルに全身と全霊を託す。

多くのライダーが1秒内にひしめく中にあって、3秒もの大差をつけたのは以前にもここで勝利を挙げたウィリアム・クラーク。秒差の争いがしかし圧倒的な差であることを知りたければ、どこかひとつのコーナーに陣取ればよい。この日 “Rapha コーナー” と化した最終コーナーに、ドラパックの赤いジャージが駆けた瞬間のどよめきが証明するもの。たった0コンマ数秒の差は、これまで100人近い選手の通過を観てきた観客には大きな差と体感される。1秒がどれだけ長い時間であるか観衆もわかっている。

救急車は見当たらねど、ピーポ、ピーポとそこらで聞こえるのは、フィリッポ・ポッツァートが人垣を作るため。しかし右腕に刻まれたカタカナよりも、その体の厚み、逞しさが印象に残る。チームテントから出ても来ない選手が多勢の会場にあって、ファンのサイン攻めと写真撮影に応じ続けたトップスターはそれでもこの日3位。速く走るだけ以上の付加価値を持つ真のプロのあり方。平均年齢20.5歳のRapha Condor JLTの選手たちの2つ隣のテントに、学ぶべき姿がある。

秒を競う1週間が始まる。この日、そしてこれからの7日間を言い表わす名句を我々は知っている。

『塵も積もれば山となる』 

取るに足らないことなど、何も無いのだ。

STAGE RESULTS
William CLARKE (Aus) Drapac Professional Cycling 00:03:14
Jordan KERBY(Aus) Drapac Professional Cycling 00:00:02
Filippo POZZATO(Ita) LAMPRE MERIDA 00:00:05
Jack BECKINSALE(Aus) Avanti Racing Team 00:00:05
Brenton JONES (Aus) Avanti Racing Team 0:000:05
Valerio CONTI (Ita) LAMPRE MERIDA 0:000:07
Taiji NISHITANI(Jpn)Aisan Racing Team 0:000:07
Andrea Francesco PALINI(Ita) LAMPRE MERIDA 0:000:07
Taylor GUNMAN(Aus) Avanti Racing Team 0:000:08
Takayuki ABE(Jpn) UTSUNOMIYA BLITZEN 0:000:08

GENERAL CLASSIFICATION
William CLARKE (Aus) Drapac Professional Cycling 00:03:14
Jordan KERBY(Aus) Drapac Professional Cycling 00:00:02
Filippo POZZATO(Ita) LAMPRE MERIDA 00:00:05
Jack BECKINSALE(Aus) Avanti Racing Team 00:00:05
Brenton JONES (Aus) Avanti Racing Team 0:000:05
Valerio CONTI (Ita) LAMPRE MERIDA 0:000:07
Taiji NISHITANI(Jpn)Aisan Racing Team 0:000:07
Andrea Francesco PALINI(Ita) LAMPRE MERIDA 0:000:07
Taylor GUNMAN(Aus) Avanti Racing Team 0:000:08
Takayuki ABE(Jpn) UTSUNOMIYA BLITZEN 0:000:08


美濃ステージ

アンストッパブル・ドラパック:
日本一周レースはいまだオージーとイタリアンが席巻中

スプリンターのいないチームとはいえ、平坦ステージがこれほどまでに静かなものだとは。細身のヒルクライマーを揃えるRapha Condor JLTのこの日のオーダーは、とにかく温存に徹すること。そしてその通りに160kmのレースは静かに過ぎていった。

朝、長良川に腰まで立ち入った気の早い鮎釣り師は、県道を走る自転車と車の群れを怪訝な顔で見つめていたが、何度も通ることを知ると次第に魚の群れへと集中を取り戻す。中間ポイントによるボーナスタイムでひとりバーチャルリーダーを目論む阿部崇之(宇都宮ブリッツェン)が逃げた後の集団は、ランプレとドラパックがリーダーチームとして、あるいは格上チームとしての仕事を勤め上げる。

集落や工場、学校をいくつも通り過ぎるコース沿道には、おそらくは一年のこの日だけロードレースを見るであろう老若男女の観客が、選手のみならずその後を行くチームカーにまで手を降り続ける。制服を着る工員、体操着の中学生、スーツ姿のオフィスレディ。彼らの日常に、ロードレースという非日常が交錯し通り過ぎていく瞬間を見るのは胸がすく思いがする。チームカーの中はどこまでも我々の日常であるからには、なおのこと。

それにしても異常なほど沿道に立つ人々が熱狂的にRapha Condorのチームカーへ手を振ってくれる。少しいい気になったのも束の間、最終周、黄色い声援がその理由を明らかにする。「右京さん、また来年ね〜!」我々の後ろはチームUKYO。ハンドルを握るのは言わずもがな元F1ドライバー。確かに彼らにとって非日常の出来事だったのだ。

STAGE RESULTS
1. Wouter WIPPERT(Aus) Drapac Professional Cycling 03:47:36
2. Niccolo BONIFAZIO(Ita) LAMPRE MERIDA
3. Brenton JONES(Aus) Avanti Racing Team
4. Grega BOLE(Slv) VINI FANTINI-NIPPO
5. Taiji NISHITANI(Jpn)Aisan Racing Team
6. Takashi MIYAZAWA(Jpn) VINI FANTINI-NIPPO
7. Sebastian MORA VERDI(Spn)MATRIX POWERTAG
8. Yusuke HATANAKA(Jpn) SHIMANO RACING TEAM
9. Saya KUROEDA(Jpn) Japan National Team
10. Tom Moses(GBR) Rapha Condor JLT

GENERAL CLASSIFICATION
1. William CLARKE (Aus) Drapac Professional Cycling 03:50:50
2. Wouter WIPPERT(Aus) Drapac Professional Cycling 00:00:01
3. Brenton JONES(AUS) Avanti Racing Team 00:00:01
4. Filippo POZZATO(Ita) LAMPRE MERIDA 00:00:03
5. Jack BECKINSALE(Aus) Avanti Racing Team 00:00:05
6. Niccolo BONIFAZIO(Ita) LAMPRE MERIDA 00:00:06
7. Valerio CONTI (Ita) LAMPRE MERIDA 00:00:07
8. Taiji NISHITANI(Jpn)Aisan Racing Team 00:00:07
9. Andrea Francesco PALINI(Ita) LAMPRE MERIDA 00:00:07
10.Taylor GUNMAN(Aus) Avanti Racing Team 00:00:08


南信州ステージ

メン・イン・ブラック白昼の暗躍:
雨中のレースを野戦場にしたラファ・コンドルと連勝デネグリの卓越

黒子の例を出すまでもなく、黒ずくめの組織と言えば人目につかぬ工作活動が筋というものだが、イギリスからの来訪者、平均年齢20.5歳のメン・イン・ブラックは白昼堂々と、観る者を驚かせるやり方で任務を遂行した。

標高差180mのコースを12周する南信州ステージは大雨。7周を残すレース中盤の山岳ポイントでヒュー・カーシー、リチャード・ハンドリー、トム・モーゼズ、ルーク・メラーのRapha Condor JLT4人が揃いも揃って集団からアタック。もしロードレースに定石があるのなら、到底考えられない奇襲戦術。ワールドツアーチームも参戦するレースで、一介のコンチネンタルチームのアグレッシブな工作活動がこの日のレースを破壊した。すでに逃げに乗せていたエド・ラベラックを加えた5人の黒ずくめの男たちが先頭集団を完全に支配する。

残り3周半、単独でアタックを成功させたヒュー・カーシーは独走でさらに一周を走り抜けた。力尽きるまでの毎秒が、19歳の彼にとって生きる証。この日チームの無謀とも言える走りはミッション・インポッシブルだったかもしれない。だが若さとして片付けられる以上の光輝を放つ走りこそ、Rapha Condor JLTの存在理由。2010年大会でも集団を一週間に渡りコントロールしていたのはこのコンチネンタルチームだった。

昨年に続き南信州ステージを手中に収めたのはデネグリ。メン・イン・ブラックの奇襲に乱されぬレース運びの巧みさもまた賞賛に値する。レースは残すところ、あと3日。

STAGE RESULTS
Pierpaolo DE NEGRI(Ita) VINI FANTINI-NIPPO 03:55:16
Thomas LEBAS(Fra) Bridgestone Anchor 00:00:02
Grega BOLE(Slo) VINI FANTINI-NIPPO 00:01:13
Jack BECKINSALE(Aus) Avanti Racing Team 00:01:55
Jose Vicente TORIBIO (Esp)Team Ukyo 00:01:55
Alessandro BISOLUTII(Ita) VINI FANTINI-NIPPO 0:002:33
Miyataka SHIMIZU(Jpn) Bridgestone Anchor 00:03:32
Mirsamad POURSEYEDIGOLAKHOUR(IRI)TABRIZ 00:03:32
Kohei UCHIMA(Jpn) Bridgestone Anchor 00:04:57
Niccolo BONIFAZIO(Ita) LAMPRE MERIDA 00:05:25

GENERAL CLASSIFICATION
Pierpaolo DE NEGRI(Ita) VINI FANTINI-NIPPO 07:46:11
Thomas LEBAS(Fra) Bridgestone Anchor 00:00:12
Grega BOLE(Slo) VINI FANTINI-NIPPO 00:01:12
Jack BECKINSALE(Aus) Avanti Racing Team 00:01:55
Jose Vicente TORIBIO (Esp)Team Ukyo 00:02:01
Alessandro BISOLUTII(Ita) VINI FANTINI-NIPPO 00:02:43
Mirsamad POURSEYEDIGOLAKHOUR(IRI)TABRIZ 00:03:42
Miyataka SHIMIZU(Jpn) Bridgestone Anchor  00:03:45
Niccolo BONIFAZIO(Ita) LAMPRE MERIDA 00:05:26
Valerio CONTI(Ita)LAMPRE MERIDA 00:05:27


休息日


富士山ステージ

イラン勢会心の登坂攻勢:
富岳を制したポルセイェディゴラコールに新星ヒュー・カーシー天才の証明

アーミーグリーンの自衛隊車両に別れを告げ、霧に隠れる溶岩質のスイッチバックを抜けた先にある富士山五合目は、予定調和と同時に新たなスター誕生の場にもなる。

与えられた環境が天才を生み出すのか、生まれながらの資質が天才の条件なのかは古くから決着のつかない議論だ。だが今日、プロトンが日本一のこの山へと入るや否や、にわかに環境説が説得力を帯び始める。ひとり、またひとりとタブリーズペトロケミカルのイラン人が連続して飛び出した。高標高国家イランの面目躍如。

それにしてもイランの選手たちを見てもヒルクライマーの典型的な身なり、すなわち小柄で痩躯、スリムな足といった特徴を備えていないのに驚く。むしろルーラーかスプリンターかという体躯で、日本一の山を誰よりも速く駆け抜ける。それは歴史上の誰よりも速いタイムだった。タブリーズはトップ10に4名を送り込むという圧倒ぶり。環境が強い選手を生み出すことに疑義の余地無し。

いや、南信州では力尽きたRapha Condor JLTのヒュー・カーシーが今日は最後に追い上げ2位でゴールした。長身痩躯のヒルクライマーは筋骨隆々なイラン人と堂々渡り合った。どうやら、環境だけでは天才は説明できないらしい。

大会が始まるまで、いや始まっても話題の俎上に乗らなかったラファ・コンドールはいまや山岳で最も注目される存在に。明日の伊豆ステージでレースを再びかき乱すつもりであることを、監督のトム・サウザムは隠さない。明日も荒れる。

STAGE RESULTS
Mirsamad POURSEYEDIGOLAKHOUR (IRI) TABRIZ 0:38:51
Hugh CARTHY (Gbr) Rapha Condor JLT 0:01:19
Damien MONIER (Fra) Bridgestone Anchor 0:01:26
Amir KOLAHDOZHAGH (IRI) TABRIZ 0:01:37
Ghader MIZBANI (IRI) TABRIZ 0:01:53
Grega BOLE (Slo) VINI FANTINI-NIPPO 0:002:13
Matthew CLARK (Aus) Avanti Racing Team 0:02:36
Benjamin PRADES (Esp)Matrix Powertag 0:02:44
Ghaffari VAHID (IRI) TABRIZ 0:02:46
Cameron BAYLY (Aus) OCBC Singapore SHIMIZU(Jpn) Bridgestone Anchor 0:02:54

GENERAL CLASSIFICATION
Grega BOLE (Slo) VINI FANTINI-NIPPO 8:28:27
Mirsamad POURSEYEDIGOLAKHOUR (IRI) TABRIZ 0:00:17
Thomas LEBAS (Fra) Bridgestone Anchor 0:00:22
Jose Vicente TORIBIO (Esp) Team Ukyo 0:01:40
Pierpaolo DE NEGRI (Ita) VINI FANTINI-NIPPO 0:01:51
Alessandro BISOLUTII (Ita) VINI FANTINI-NIPPO 0:003:45
Amir KOLAHDOZHAGH (IRI) TABRIZ 0:03:50
Jack BECKINSALE (Aus) Avanti Racing Team 0:04:02
Miyataka SHIMIZU (Jpn) Bridgestone Anchor 0:04:06
Ghader MIZBANI (IRI) TABRIZ 0:04:09


伊豆ステージ

修善寺の戴冠:
タブリーズ盤石のレース運びとヒュー・カーシー再度の最優秀助演賞

修善寺のサーキットに翻る現代の踊子たちは色彩豊かに。想定以上のサバイバルレースとなった伊豆ステージは、完走者41人。その監督・出演・演出はまたしてもタブリーズのイラン人と、ラファ・コンドールJLTのヒュー・カーシーだった。

前日の富士山ステージで1位と2位のポルセイエディゴラコールとカーシーに加え、この10年アジア最強の名を欲しいままにするミズバニによる3名の逃げは、起伏の激しいこのサーキットコースで集団よりも強かった。あるいは、集団に意志が無かった。

苦しげな表情と舌出しがトレードマークのカーシーは、南信州で大逃げを打ち、富士山で2位に入り、そしてこの日も序盤から逃げに乗った。雨の南信州に「アタックが早すぎた」と落胆の自己評価を与えたが、今日の1周目からの逃げが早すぎることは無かった。イラン人2人の総合優勝とステージ優勝の目論みに割って入ることはできなかったが、山岳賞と新人賞を獲得するしたたかさは、大器の片鱗を感じさせる。

一方で集団は形を失う。イタリアの伊達男が無言で牽引するグルペットのペースに異議申し立てを行なえる者も現れないままに、周回遅れ。ポッツァートは翌日の東京を、終日サイン攻めのうちに過ごすことになるだろう。

踊子の一座は旅に生きる人々であった。プロトンもまた、現代の旅芸人。山と坂、連日の道程をくぐり抜けた一行は、41名へと人数を減らしながらも東京へたどり着いた。ユーラシア大陸東端の首都で、華やかなフィナーレが待っている。

STAGE RESULTS
1 Ghader MIZBANI (IRI) TABRIZ 04:14:13
2 Hugh CARTHY (Gbr) Rapha Condor JLT 00:00:03
3 Mirsamad POURSEYEDIGOLAKHOUR (IRI) TABRIZ 00:00:03
4 Grega BOLE (Slo) VINI FANTINI-NIPPO 00:02:04
5 Cameron BAYLY (Aus) OCBC Singapore 00:02:08
6 Amir KOLAHDOZHAGH (IRI) TABRIZ 0:002:11
7 Benjamin PRADES (Esp)Matrix Powertag 00:02:13
8 Jose Vicente TORIBIO (Esp) Team Ukyo 00:02:46
9 Nariyuki MASUDA (Jpn) Utsunomiya Blitzen 00:02:46
10 Jai CRAWFORD (Aus) DRAPAC RACING 00:02:56

GENERAL CLASSIFICATION
1 Mirsamad POURSEYEDIGOLAKHOUR (IRI) TABRIZ 12:42:47
2 Grega BOLE (Slo) VINI FANTINI-NIPPO 00:01:57
3 Ghader MIZBANI (IRI) TABRIZ 00:03:48
4 Jose Vicente TORIBIO (Esp) Team Ukyo 00:04:19
5 Thomas LEBAS (Fra) Bridgestone Anchor 00:05:13
6 Hugh CARTHY (Gbr) Rapha Condor JLT 00:05:48
7 Amir KOLAHDOZHAGH (IRI) TABRIZ 0:005:54
8 Cameron BAYLY (Aus) OCBC Singapore 0:006:59
9 Benjamin PRADES (Esp)Matrix Powertag 0:007:28
10 Nariyuki MASUDA (Jpn) Utsunomiya Blitzen 0:008:32


東京ステージ

最終日は首都東京へ:
ランプレ・メリダの一安心とヒュー・カーシー偶然の一致に未来を見る

ステージレースの最終日を首都で迎えるのは、ツール・ド・フランス以来の伝統。それも、総合成績に支障をきたさないコース設定にするのが89年以来の正統というもの。期間中、どれだけ「ツール・ド・フランスの日本版です」と紹介されたか分からないツアー・オブ・ジャパンもその例に漏れず、首都東京へとやってきた。

ステージレース最終日のスタート地点はちょっとした祝祭の雰囲気と華やかさがある。旅が終焉を迎える一抹の寂しさを、努めてはしゃぐことで打ち消そうとするような気配、選手たちの開放感とリラックス。首都の人口密度がこれを肯定する。

人数を減らしたプロトン。リーダージャージを擁するタブリーズもその例に漏れず、最終日には悠々とチームメイトに守られるべき総合リーダーまでもが牽引に参加する。波乱は起きることなく、勝負は集団スプリントへ。

連日の2位と気を吐いたヒュー・カーシーが19歳であることが喧伝される中、この日のステージを制したニッコロ・ボニファツィオも20歳。美濃の2位をポッツァートに厳しく咎められた若者は、大先輩を欠いたこの日のびのびとスプリントし勝利を手に入れた。

それにしてもカーシーもボニファツィオもポディウム上では無愛想。最近の若者は……とたしなめたくなるが、どこか遠くを見ている彼らの視線の先にはどうやら伊仏西の一周レースがあるらしい。2007年のクリス・フルームは総合6位でこの日本のレースを終えている。どこかその影が重なるカーシーも、総合6位だったことを記しておこう。

STAGE RESULT
1 Niccolo BONIFAZIO(Ita) LAMPRE MERIDA 2:22:14
2 Grega BOLE (Slo) VINI FANTINI-NIPPO 0:00:00
3 William CLARKE (Aus) Drapac Professional Cycling 0:00:00
4 Jack BECKINSALE(Aus) Avanti Racing Team 0:00:00
5 Andrea Francesco PALINI(Ita) LAMPRE MERIDA 0:02:08
6 Benjamin PRADES (Esp) Matrix Powertag 0:00:00
7 Hayato YOSHIDA (Jpn) Shimano Racing Team 0:00:00
8 Tom Moses (Gbr) Rapha Condor JLT 0:00:00
9 Yuzuru Suzuki (Jpn) Utsunomiya Blitzen 0:00:00
10 Airan FERNANDEZ (Esp) Matrix Powertag 0:00:00

FINAL CLASSIFICATION
1 Mirsamad POURSEYEDIGOLAKHOUR (IRI) TABRIZ 15:05:01
2 Grega BOLE (Slo) VINI FANTINI-NIPPO 0:01:51
3 Ghader MIZBANI (IRI) TABRIZ 0:03:48
4 Jose Vicente TORIBIO (Esp) Team Ukyo 0:04:15
5 Thomas LEBAS (Fra) Bridgestone Anchor 0:05:13
6 Hugh CARTHY (Gbr) Rapha Condor JLT 0:05:48
7 Amir KOLAHDOZHAGH (IRI) TABRIZ 0:05:54
8 Cameron BAYLY (Aus) OCBC Singapore 0:06:59
9 Benjamin PRADES (Esp)Matrix Powertag 0:07:28
10 Nariyuki MASUDA (Jpn) Utsunomiya Blitzen 0:08:32

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